わたしエヌママは19歳〜26歳まで、お昼のバイトよりも高収入な夜の水商売のアルバイトをしていました。
あ、風俗とかじゃなく、接客の方ですね。
いくつかのお店で経験したんですが、時給の高い新宿・歌舞伎町、六本木、銀座だとなんとなく怖いし敷居が高いと感じたので、五反田、池袋、御徒町、板橋など基本的に下町ばかり選びました。
数店舗でバイトしたわたしは、サクッと辞めて出版社でなんとか社員として雇ってもらい20年勤務してますが、それまではキャバクラとスナックにお世話になってました。
東京23区や横浜など、都心に一人暮らしだとお金がかかるし、あとシングルの人とか必要に迫られて手っ取り早く稼ぎたい！という人もいますよね。
そんな人たちに向けて、過去8年間の水商売の体験談をもとに、敬遠されがちなキャバクラ・スナックの仕事のメリット・デメリット、そして活用法を伝授します！
【体験談 メリット】キャバクラ・スナックを活用して短期収入と対話スキルを得る
実家を離れ、都内で一人暮らし生活をしていたら、そりゃあ家賃や光熱費がのしかかります。
普通にバイトしてたら自分のために使うお金なんて微々たるもの。
そのためわたしは19歳〜26歳までの7年間、夜のバイトで繋いでいました。
※正確に言うと、23歳で一度編集プロダクションに入社して3年間ほど雑誌の編集のお仕事をしつつ、（給料が安かったため）週に2回だけスポットでバイトをして、ほんの少しづつ貯金をしていました。
やっぱり手取り早いです！
羽ぶりのいいお客さんの場合、運がいいとちょっとチップをくれたりも。
そんなキャバクラ・スナックなど水商売のメリットって具体的にどんな感じなんでしょう？
キャバクラ・スナックの【メリット①】短期で高収入を得られる
やっぱりこれですよね！！
例えば3ヶ月間と決めてみっちりフルに働けば、時給にもよりますが、わたしの場合は当時の時給￥2,100のスナックだったので下記のようになります。
時給：￥2,100
週5日勤務週で換算すると、2100×8×5＝¥84,000 です。
月で換算すると、だいたい ¥336,000 です。
所得税引かれて、家賃とか生活費引いても、頑張れば10万〜15万くらいは貯金できます。
土曜日も出勤したり、時給の高いお店で働けばもっとです。
わたしの知り合いにキャバクラで時給¥3,000のお店でしたがみっちり1年間働いて留学しに行った女性がいました。
これが当時の時給￥800くらいが妥当なお昼のバイトだと半分以下の収入で、ギリッギリの生活をせざるを得ないですね。。
キャバクラ・スナックの【メリット②】身ひとつで働く覚悟や度胸がつく
風俗ではないものの、キャバクラやスナックで男のお客さん相手にお酒を飲んで接客をするのは最初はちゅうちょしてしまいます。
そこをえいッと勇気を振り絞って働きはじめるのは、清水の舞台を飛び降りるくらいの度胸がつきます。
慣れたらまったく大丈夫ですが、最初の1週間くらいは慣れないわたしには地獄のようでした。。
ただ、お店側もそれを察して、はじめのうちは優しいお客さんにつかせてくれたり、配慮をしてくれます。
わたしにとってこの覚悟や度胸は例えば、普通に一般企業の面接なんかでもかなり役に立ちました。
怖いおじさん相手の面接でも「どうせ酔っ払っちゃえばこのおじさんも口のくっさい嫌われ者だ」とか「この面接官の顔は、ヘネシーとかは一切頼まず、きっと安い焼酎ボトルばかり飲むケチ男だ」とか。
心の中で言いたい放題言って精神を落ち着かせた覚えがありますww
キャバクラ・スナックの【メリット③】接客・営業スキルが身につく
お客さんもストレスを晴らしにお酒を飲みに来るので羽目を外す人もいます。
ブスッとしたお客さんも居て、「あんた何しに来たんだよ！」って人もいましたが、そんな人にはずっと喋り続けます。ひたすら。
お店側もわかってますから。
女の子を困らせたいだけだってことくらい。
触られるよりマシって思ってひたすら喋るんです。
そうですね、1時間くらい。
そうするとだいたい向こうが堪忍します。
1時間も話せるか？とか思いますが、なんでもないことでいいんです。
今日のいいとものテレフォンショッキングが木の実ななだったとか、なんかいつも木の実ななな気がするとか、タモさんはどんな人が来ても変わらないよね？とか、子役だった安達祐実が大人になっててびっくりするとか、ダウンタウンのコント番組のエキセントリック少年ボウイの歌なんでか覚えちゃったとか。
向こうが何かしら会話の糸口になりそうなことも、そうじゃないことも。
途中、お酒飲んだり、トイレにも行けるし、お客さんのお酒もついだりして間は取れます。
新しくお客さんが入って来たりしたら「いらっしゃいませー」とか言いますし。
変な客には空気の読めないふりで対応。
その都度反応をみて対応してると日に日にスキルが極まっていきます。
キャバクラ・スナックの【メリット④】イヤな客を面白がる視点が得られる
かわせるようになるんです。
本当にイヤなヤバイ客はお店側が判断して出禁になるので、相手をするのはちょっとイヤなお客さんです。
ずっと酔っ払って話してるお客さんなら、聞いてるふりで良いし、もはやそのちょっとイヤなお客さんをじゃがいものように思えます。
最終的には自分が楽しんでしまう！というのが一番です。
お金をいただいて楽しませてもらう！
わたしもあまり話すのが得意じゃなかったんですが、その視点ができたらお客さんと一緒に笑って飲んでましたww
会話はほぼ身にならないものばかりでどんな話だったら忘れちゃいましたけど「トイレットペーパーはあそこのウェルシアの方が¥198で安いよ！」とか「太ったから痩せたくて、痩せる運動を一緒にやろう」とか身の回りのことばかり言って、自分が楽しむ。
痩せなくてもいいし、¥208のトイレットペーパーでもいいんです。
自分がまず楽しければ、楽しめばお客さんが来てくれるので。
キャバクラ・スナックの【メリット⑤】男を見る目を養え、実は婚活も
わたしも周りにもお店でバイトした後、結婚した女の子が何人もいました。
1人で好んで来てしまう人は、結婚してからもお店にお金をつぎ込んでしまうので、気をつけないといけませんが、キャバクラとかスナックとかって、実は会社の人たちや仲間と付き合いで来るという人も多い。
変な人もいれば普通に話てて面白い男性も中にはいます。
外で何度かあっていたらどんな人かわかってくるので、ちゃんと付き合って結婚までいくって人は全然います。
お店に来たらお酒の飲み方もわかるし、仕事関係の人もわかる。
実は水商売って婚活にかなり向いてる職業のひとつ？！って思えるほどです。
お店で働いてると、女の子いるのに深夜12時以降に仕事の話ばかりするできない君や、なぜか同僚にキレてるキレ男君など、強みを見せたがって失敗してる男性が夜な夜な来ます。そんな失敗男を外してけば、自ずと見る目が養われます。
【体験談 デメリット④】キャバクラ・スナックの働き方と活用法
お客さんもやっぱり日頃のストレスを発散したくてキャバクラ・スナックに飲みに来るので、そこにはデメリットもちゃんとあります。
ストーカーとか、あとあと面倒ですし、何かあったあとでは遅いので、ニュースになるようなケースに発展しないように気をつけていないといけないです。
キャバクラ・スナックの【デメリット①】勘違い客に気をつけろ！
普通に女の子の知り合いがいなくて、お店の子を友だちと思ってしまったり、自分に気があると勘違いしてる人も中にはいます。
顔が可愛い人にはお客さんも良くついたりしますが、その点気をつけないとイケナイのが、やっぱりストーカー。
空気の読めないふりで対応してても、相手の方が空気が読めないので、そこはお店の人にちゃんと伝えて、変な客につかないようにしてもらうのがベスト。
決して家の場所は知られないように。
もし知られたら、家には入れないのはもちろん、他のお客さんと同じように接する。
それでもつきまとうようならお店を変えた方がいい。
もしその時パートナーがいたら頼ってしまうのも手。
キャバクラ・スナックの【デメリット②】女同士のみにくい争いがうざい
わたしのように気にしいな人間が夜の水商売をやること自体が間違いだったのかもですが、女の先輩の嫌がらせにはちょっと苦しめられました。。
お客さんは基本、男なのでやっぱり若い女の子の方が好きです。
ただ若いというだけでバイトしてたわたしは、わたしより年上のスナックのチーママ的ボスから目をつけられちょっとした嫌がらせをお客さんの前で、されたり言われたり。。
他の女の子には話すのに、わたしには話しかけない、とかお客さんの前で話をふらないとか。
何人かいました。。
今から思えば「なんで辞めないの？」って言いたくなります。
当時は他のお店にまた面接にいくのがめんどくさいとか、他のお店も一緒だからという理由で続けてたましたが。。
まあちょっとくらいの嫌がらせはどうでもいいし、嫌がらせする女性って大抵辞めてったりするので、相手にしなかったらいなくなってたということもあります。
あまりにもひどいなら他の店を見つけてから辞めた方がいいですね。
キャバクラ・スナックの【デメリット③】客からの心ない言葉で若干傷つけられる
わたしもそうですが、周りの女の子でも泣かされてしまう人を何人もみてきました。。
容姿について言ってくる人や暴言を吐く人。
そんな人に限ってずんぐりむっくりな体型でカタブツのような人間なんです。
言い返せないのをいいことにストレスを吐き出す大人の男。。
終わってるんですが、そういう人、本当にいますしいました。
40オーバーの今となってはフンっと鼻で笑えるんですが、当時はまだ世の中を知らない若い無知な女の子だったわたしはいちいち傷ついてました。
もし今、そういう言葉の暴力で傷つけられることがあったら、お店の人に言ってつけてもらわなければいいし、辞めた方がいいい！
いくらでもお店はあるし、お金に困ってても当日手渡しのお店も結構あるから、無駄に傷つかないことが重要。
わたし自身が本当に意味ない傷つけられ方して、無駄な時間だったと心から思えるので！
キャバクラ・スナックの【デメリット②】なんだかんだでやっぱり若いとき勝負！
最近だと熟女バーとかもありますが、数は少ないですよね。
お客さんは男性が多くて、男性は若くてキャーキャー言ってくれる女の子が大好きだから。
多少イヤなことあっても若さで乗り切れるというのもあるので、水商売やるんなら若くて体力のあるうちがいい。
お客さんから傷つけられても若いと回復力があるし、お店も受かりやすいです。
40オーバーでキャバ嬢って聞いたことないですもんね。
ちょっと興味ありますが。。
場末のスナックとかなら歳を重ねた人もありですが、若い方が時給はやっぱり高いです。
なんだかんだで、ずっと続けていきたいという商売でない人の方が圧倒的に多いので、将来お店を経営してママをやりたいという人以外は、当たり前ですが短期で若いうちに集中してお金のためにやるのがベター。
キャバクラ・スナックの水商売は下町で期間限定でサクッとがおすすめ！
【メリット】も大きければ【デメリット】も大きい夜のお酒を伴う水商売の接客業。
俗にいう「夜の水商売」＝「色恋商売」なんて言われ方もあったりします。
正直、お酒で肝臓もやられたりもしますし、精神的にわりとハードです。
休憩みたいなものもないですしね。
日中もメールとか電話で営業したりもしますし。
でもだからこそ、水商売は比較的争いの少ない下町で、期間限定で、若いうちに稼ぐやり方がベストなんです。
・留学費用のため
・社員で入社するまでの期間だけ
・子どもの塾代を稼ぐまで
・スキルアップのために通うスクールの勉強代のため
など。
目標金額を稼いだらあとは後腐れなくサクッと辞めたらokです。
場所は、わたしは下町の方がなんとなく安心できて、短期といえども1年は続けたかったし、女の子同士の争いの少なさそうでまだストレスの少なさそうなエリアと感じたので、下町をおすすめしましたが、時給の高い歌舞伎町の方がいい！という人はぜひそちらでも。
でも3日ももたなかった歌舞伎町のキャバ嬢で働いた経験のある友人から聞くと、わたしのようなビビりの方は、下町が正解です！
とはいえリアルにお客さんと話すのはムリな人にはチャットレディもあり！
ただこのコロナの状況下で夜の水商売というのがなかなか難しかったり、そもそも対面で話すのが辛いという人もいるでしょう。
そんな人にはチャットレディがおすすめ。
最近だとzoomとかで話せるし、なんなら時給は下がっても顔出しはなしで通話だけとか、電話だけもあり。チャットやテレホンレディでなら気軽に始められます。
実は年齢も少しくらいごまかせるし（リアル店舗でも全然いますがww）お触りやストーカーなんかの心配もいらないですしね。
これなら空き時間とかができても家事育児もできるし、自分のための勉強する時間にも充てられます。
もし何かスキルを磨いている人なら勉強しながら、空いた時間にアルバイトという考え方が良いかもですね。
まとめ【体験談】キャバクラ・スナックで短期収入と対話スキルを得る
収入が高い分、そこそこのメリットもあれば、それなりの高いデメリットもあるのがキャバクラやスナックの夜のアルバイトですが、活用の仕方をわきまえたらサクッと稼げるのも事実です。
・短期で高収入を得られる
・清水の舞台を飛び降りる覚悟もつく 度胸がつく
・接客スキルが身につく かわす術
・イヤな客を面白がる視点
・男を見る目を養え、実は婚活も
・勘違い客に気をつけろ！
・女同士のみにくい争いがうざい
・客からの心ない言葉で若干傷つけられる
・なんだかんだでやっぱり若いとき勝負！
そんなメリット・デメリットを鑑みたら
下町エリアのお店で期間限定でサクッとがおすすめです。
女性同士の争いの少しでも少ない繁華街からちょっと外れたエリアのお店で期間を限定してアルバイト。
もし何か嫌なことが続いたらそくやめる！がベターです。
そして今の時代なら
チャットレディでサクッと稼ぐのもあり！
必要な期間、必要な額を稼いだらサクッと辞めて、転職してスキルアップはかりましょ！