ネガティヴ思考な性格をフル活用して執筆する、えぬままワーカーです。
突然ですが、、
女性として産まれたら、愛する人と一緒になるのと同じように、子どもをもうける幸せがあります。
その中で、子どものいない人生を自ら歩みたい人がいて、
一方で身体の問題や経済的な問題、または単純にお相手がいないから、なかなか子宝に恵まれない人がいます。
女性の母性の怖さと強さはとてつもなく、警察さえも太刀打ちできない
ドキュメンタリー番組でアメリカ版「八日目の蝉」を観た時の話です。
アメリカの男の子2人を育てる夫婦に、3人目の子として女の子「デリマール」が産まれ、娘が欲しかった母親のルースはすごく喜びました。
父親のいとこのキャロリンは、産まれたばかりの「デリマール」をひと目みようと抱っこさせてもらおうと、ルースの家にお邪魔した。
キャロリンはあまりにも可愛い「デリマール」の笑顔に思わず自分の子にしたくなる。
とめられない衝動に、キャサリンはありえない行動をとる。
ある時、ルースは生後10日の「デリマール」を2Fの寝室に寝かしつけたあと、部屋を温めるようにストーブをつけた。
その数分後、ストーブから出火してカーテンに引火し、大家事に。
1Fにいたルースや上二人の兄たちは無事逃げられ、仕事でその場にいなかった父親も無事だったが、生まれたばかりの娘「デリマール」は家事に巻き込まれ、なくなってしまった。。
しかもあまりにも小さく、焼けた家に遺体が見つからなかった。。
両親からの「デリマール」の遺体の一部でも見つからないのか?という必死の訴えにも、警察は「こちらではここまでしか。。」と絶望的な答えが帰ってくる。
それでも母親というのは不思議なもので、ルースは「デリマールは絶対生きてる」
そんなだれも信じてもらえない、でも未来を見据えるような「根拠のない自信」を糧にその時を生きていた。
あの痛ましい火事から6年経った時、親戚の集まりに参加。
その時、久しぶりに会う親戚のキャサリンに6歳になる女の子がいた。
その女の子を見た時、ルースは6年前に火事でなくなった「デリマール」と錯覚してしまう。
でも「あれは絶対デリマールよ!」母親にはわかるのです。
ずっと前から居るのはわかってたのです。
そこでとった彼女の行動は、その場でガムがついたからとってあげると親戚Aさんの子の髪の毛をとってDNA鑑定へ。
だけど毛根が少ないからと鑑定出来ず。。
それでも諦めきれず母親は自分の母親にその親戚Aさんと会ってもらい、なんとか唾液をとってもらって再度DNA鑑定へ。
その結果が。。
「99.9%の確率で親子関係」と判明した。
その後、親戚Aさんは警察に連行される。
全米でも大きく取り上げられるニュースとして話題になり、女の子も本当の家族の元に戻り、現在26歳の立派な大人になり、本当のお母さんの愛情に感謝した。
めでたしめでたし。
という内容でした。
ようやく本当の家族の元に戻れて本当に良かったです。
でも、、
6年の間、キャサリンは「デリマール」を本当の娘として愛情を持って育てたんだ。。
自分の子どもが欲しい、子どもを育てたい想いで、親戚の家を燃やして、娘を拐ってまでしても念願が叶ったって思ったんだ。。
衝動だけでそこまでの行動を起こすの?
女の人が持つ母性ってそこまでさせてしまうの?
一方で本当の母親ルースの子どもへのもの凄い愛情と執着心も半端ない。。
「母親になりたい女」と「本当の母親」の母性が交わってしまった。。
3人の娘を育てる私には、ただのドキュメンタリーとして流して観れない、本当に胸が締め付けられる番組でした。。
女性はだから強くたくましい。ただスーパーマンじゃないよ。。
なんだろう。。
このモヤモヤ感は…
子どもが欲しかったらなぜ養子縁組をしなかったんだろう?
アメリカは養子縁組み大国のイメージあるし。。
とても可愛くて衝動的に子どもを連れ去るって。。
頭が悪いにしても無理あるでしょう。。
海外だってありますよね。
住所登録とか。
出生の問題とか。
なにも自分が産んだ証拠がない状態でどう育ててこうって思ったんだろう??
でもまだ新生児の内は拾ったとかで養子としてまかり通るのか?
まぁ通ったんですよね。
何らかの方法で。
それにしても
女の人の母性って科学とかで解明することってできるのかな?
ここまでの犯罪は犯さないけど、女性にはそもそも男の人には全く理解されない強い力が宿ってるんだろうな。
じゃないと子どもを拐って犯罪者になってまで大変な子育て期を育てるだなんて。。
誰にも旦那にも信用してもらえないけど、たった一人で戦う母親の大きな愛情が諦めてた警察を動かしてしまうなんて。
女性はみんなとてつもなく大きな母性のある生き物なんだな。。
だから女性たちはみんな嫌なことあっても辛くても、睡眠時間短くても、子どもが泣きじゃらしてご飯食べなくっても、ワーママはお給料安くても(もちろん時々愚痴は吐きますが😂)、ただひたすらに目の前の仕事をこなしてる。
コロナ騒動真っ只中で、保育園が自粛要請してるから、家庭保育して苦しくてもママたちみんな、ネット活用して本の読み聞かせしたり、ベランダで家庭菜園なんかやって、なんとか工夫して乗り切ってる。
コロナ以前もママたちはずっと頑張ってる。(パパもだけど。。)
めんどくさいママ友とのやり取りもうまく乗り切って、ワーママは、会社のしょーもない上司のくだらない会話にも耳を傾け、無駄に長い会議にも時間を工面して参加して( ← 正直これはどうかと思いますが。。)。。
どんなに大変でもあんまり泣き言言ってる人いないんじゃないかな?
そして【子どもが本気で欲しい】行き場のない母性を抱えて悩んでても、なんでもないふりして生きてる人もいる。。
みんな辛くて切ない思い抱えてるんだろうな。
でもだから
自分じゃない誰かに頼る、話してみる、よく言われてる事だけど、声にだす勇気が必要なんだろうな。
ちょっと前に元ウエスト エンド ユキ(WEST END×YUKI)のユキさんが養子縁組をして0歳から男の子の赤ちゃんを育ててるニュースを観ましたが、良い意味で色々考えさせられました。
今回のドキュメント番組を観て、ユキさんのこと思い出しました。
もちろんたくさんの基準などはあると思いますが、養子縁組み制度は幸せの1つの形として、しっかりと成り立っているなと感じます。
強がって生きるのも大切だけど、「幸せになりたい」って声に出すのって本当、恥ずかしい事じゃない。
むしろ周りに伝えた方がいい。
女性はスーパーマンじゃないんから。
【子育て】母性が本気出すと環境が変わる
私も子どもを3人産んで育てて思ったのは、子育てする女性を無意識に応援してることだ。
例えば赤ちゃんを抱っこして、片手にスーパーの袋をもう片方にマザーズバッグを持って歩いてる。
夏の暑い日なんて、汗ダラダラかきながら懸命に育児してるお母さんを見ると、それだけで「もうちょっとだよ!3歳超えたらぐっと楽になるよ!」と心で声かけしちゃう。
私の中の母性が、同じような母性を持つ人に、子育てっていう半端じゃない人生の大仕事を抱える同性に対して共感を覚え、何も対価はないのに、フレーフレーッ母ちゃんって応援したくなる。
電車でそんな人を見ると即座に譲りたくなる。
普段会社とかでは物申さず、淡々と仕事をこなし、周りに合わせてるけど、こと子どもの事になると半端ない力がフツフツと湧いてくる。
塾で子どもが筆箱の中身をイジられ、色つき消しゴムを盗まれてしまった時のことだ。
私は腹がたって塾の先生に冷静に、且つ、かなりの怒りを込めて「これはイジメではない!犯罪だ!」ということを伝えた。
塾の先生だからって容赦はしない。
「塾の先生の管轄外とは言わせない。
もしだったらその盗んだヤツの親に直談判してもいい。
その場合、法的処置も考えてる。塾の名前も当然伝える」
と淡々と伝えた。
我が子の筆箱が荒らされた。
ただそれだけだけど、母である私には一大事。
本気で徹底的にやるつもりだった。
その本気はすぐに塾の先生も荒らした子どももその親も動き、過ちを認め謝ってきた。
本音はまだ腹が立ってたけど、1度目という事で許してあげた。
その後はそんな報告は受けていない。
また、こんな事もあった。
子どもが保育園に通ってた時の事。
副園長から親である私に陰湿な本当にちょっとした悪ふざけを何度もされた時があった。
インターホンを押して保育園に登園するそこでは、私たち家族だけ、何度か何回押しても「聞こえませーん」と言われ、5回目でようやく入れてもらえた、そんな経験があった。
他の人に聞いてみると私たち家族と、他にも何人か同じようなことをされたり、単にお迎えの時、園での活動報告を仲の良い家族には報告を細かく話すが、好意を持たない家族には子どもの状況をしっかり伝えない、そんな人がいた。
でもみんな保育士さんたちには感謝してるし、子どもを預けてるので、副園長に対して強く言えずにいた。
そこで私たち家族がとった行動は区役所と保育園の本社に副園長の名指し直伝だ。
クレイマーと呼ばれてもいい。
証拠はカメラなどで残ってる。
我が子のためにこちらも徹底的に、副園長本人には旦那から「あなたは仲の良い家族にもインターホン5回も押させるんですか?」
と大きな声で園長先生のいる前で言い放った。
その時その副園長は「インターホンの調子が悪くて。。」言い訳をしてきた。
そんな訳はない。
私たち家族の入る前に園に入った子の親にも確認済みだ!
1回で入ったと。
結果、その副園長は私たち家族と顔を合わせないように、本部や園長たちがシフトを組んで下さり、翌年転園させられた。
他の先生方には手間をとらせて申し訳ないですとひたすら謝罪した。
ただその副園長がいた4年間くらい、先生方が5、6人は辞めていったのに、副園長が転園した翌年、翌々年は1名づつの退園だけだったのも事実だった。
私たち家族はその副園長が居なくなってから本当に快適な保育園ライフを送らせて頂いた。
もう感謝でしかない。
助けをもらうために声を出す重要性を学んだ瞬間だった。
旦那もその本気に応答出来た。
本気だから想像する事が出来た。
本気だったから周りの先生も、本社の社員さんも動いた。
母性の良いスパイラルが起きたことを肌で感じた。
強くて繊細な母性は女性みんなに会って、それぞれ個性がある
強い母性は女性みんなに宿り、子どもにも自分にも周りにも影響する。
だからこそ大切に、ここぞという時に使うべきですよね。
当たり前ですけど。
でも普通に使えない、犯罪まで犯してしまう母性があることを知ってしまうと。
角田光代さんの本「8日目のセミ」みたいなフィクションではない
そんな世界があると思うと。
母性は解明する事の出来ないリアルな世界でいきているものだからと思うと。
そして想像することがいかに大切か。
犯罪を犯すまでの人は、もちろんそうそういないです。
でも、犯罪を犯しそうになるくらい精神的にヤバイ母性の状況になってしまってたら。。
「子どもが欲しい」長年そう思い続けている人。
「2人目不妊」に悩む人。
(1人でも居るだけ出来ない人に比べたら、そんな事言ってはいけない雰囲気がある。)
ほぼワンオペの子育てで頑張りすぎて虐待寸前までいきそうで母性をうまく発揮出来ない人。
どんなに辛いんだろう?どんだけ頑張ってるんだろうなーって思うだけでも変わってくるのかな?と。
相手のことを察して、知ってるアドバイスを教えてあげる。
そんな風に【子どもが欲しい人】にとっても【子育てする人】にとって、相手のことを想像できる人が1人でも多くなればこの先の未来が違うはず。
そして辛くなったら逃げるために声に出す。
なんとかなる状況があるはずだから。
「このしんどさ、声に出したらどうなんだろう?」そんなイメージをもつことが、心に栄養を与えてくれるから本当に不思議。
【子どもへの母性】って本当、ロジカルに分析することはできない、どんなに勉強し尽くしても、誰にも答えが出せない。。
本当に壮大なテーマです。
●八日目の蝉 角田光代
忙しい女性のみなさんには、最近かなり話題になってるオーディブルで本を聞いてみてもいいかも?!
1ヶ月間無料で使用でき、さらに1ヶ月に1冊無料で付いてくる、本を耳で聴くアプリ「オーディブル」。
2ヶ月目から料金が発生するので、1ヶ月使用後に解約しても良いかと。
ちなみに、ジョンレノンの「イマジン」(=イメージ、想像する)って本当名曲だよね。