こんにちは。
出版業界で約20年仕事している40オーバーのえぬままワーカーです。
10年以上前からささやかれている「出版業界オワコン説」。
これだけIT業界が調子良ければそりゃそうなんだけど。
それじゃあ出版業界は廃れてそのまま枯れてなくなるの?っていうとそういう訳でもない。
「オワコン」と言われる業界だからこそ、自分がどんな風にしてけばいいのか?
自分なりに思考してみました。
【出版業界 オワコン】って本当に本当?!
10年くらい前から【出版業界はヤバイ】【出版はもうオワコンだ】というニュースをよく見かけました。
気にしてなかったんですが、ここ数年で
本当に【出版業界は本当にオワコンかぁ??】と疑問が沸いてきた。
(そもそも【オワコン】って言葉もなんか響きが好きじゃなかっただけですが。。)
そう感じるのも、、
自分のいる出版業界で続々とネットビジネスを展開し、大きく成長しているから。
某S出版社の女性ファッション誌部門は、ウェブメディアとして大躍進して4000万pvを超えてるコンテンツが多数あり…(素晴らしくうらやましい。。)
広告数も4年前にはウェブ媒体が雑誌を抜いたという。
人気の週刊誌を発行する某S社は、ウェブで展開してきた定期配信する漫画に火がつくとすかさず単行本で発売したり…
メディアを作っている出版業界だからこそ紙だけにこだわらず、今きているネットというツールを思う存分活かして発信してけばいいのだとほうぼうから感じ取れる。
紙だけにこだわる【出版業界はオワってる】でも、ウェブ上で発信できてる【メディア・コンテンツはオワらない】という当たり前の結論にたどり着けた。
むしろ時流に乗ってると。
ここからはアナログだった雑誌人間のわたし、えぬままがその時流であるネット業界を学ぶべくウェブの専門スクール「デジタルハリウッド」で「ウェブデザインと動画」のスキルを習得していく【実体験】を書いています。
そして自分のいる・いた【業界】を俯瞰しながら別のスキルを学ぶって今の時代、さらに進んでいくはず。
若者の活字離れが加速って本当!?
「出版業界は斜陽産業」なんて、10年以上前から言われてて、今や定番フレーズなんじゃないかな?と思うほど。
これだけスマホやタブレット所有率が上がった今「TVが若い人に観られない」ってことと同じ原理ですよね?
「若者の活字離れ」
「雑誌や本が売れない」
これまた良く聞く言葉です。
それでも
LINE
Twitter
Instagram
You Tube(動画ですがテロップはバリバリ入ります。なんなら文字だけの動画も多数あり)など、
若い人(っていう言い方がもはや古い?)のsnsの活字文化は衰えることなく好成長中!
そのフォロワー層として、雑誌を読んできた40オーバーの中年世代もsns文化に乗っかってます!
今やなくてはならない存在の『sns』って
そもそも活字文化の最前線な気が。。
それでも『出版業界 デジタル化』はもう遅いの!?
もう何年も前から、
大小さまざまな出版社がファッションやビューティー、生き方働き方マガジン、ゴシップ、ニュースなど、いくつものウェブサイトを立ち上げては、アプリやプレミアム会員などでユーザーさんを囲う動きをしていますが。。
例えば今からネットに繰り出そうって思ったら、、
割と大変な感じします。。
ですが、
ここ数年の出版社発のウエブサイトで見ると
インスタ活用してユーザー参加型でファッションやお料理などで競わせたり、動画は当たり前のように配信。
ファッションサイト内では、占いコンテンツを押しまくってキャラクターを作って販売したり。
アパレルレンタルや、ハイブランドのバッグレンタルサイトなんかとコラボしたりもして、多種多様なサイトがあります。
それこそ昨今の多発してきたYouTuberさんたちのように。。
2019年だけでも個人ブログで活動していた方が出版系ウェブメディア内で連載して書籍化したり、オリジナルコンテンツを販売して、花開く人もいます。
これらすべて【出版業界】から生み出されたコンテンツです。
状況を見るともうすでに【出版業界】は【デジタル化】されていました。
雑誌もそうですが、生き残るのはやっぱりオリジナリティのある独特なコンテンツばかり。
どれもポッと出ではなく、継続して強みを増してます。
個人でも、オリジナリティを追求して缶詰レシピやレンチンレシピだけアップしてるお料理系ブロガーさんから、教育についてひたすら調べ倒してるワーママブロガーさん、ユーチューバーもなんでこんな名前なんだろ?っていうレペゼン地球さんやオリジナリティの塊のフワちゃんさんなんかも無名だった数年前から行動を起こして、ブログやチャンネル開設して、継続してコンテンツ力つけて、羽ばたいていってますねww
わたしのいる【出版業界】も、上記にも明記した通り、ここ数年はネットビジネスへの展開を、と人員やツールなど自社リソースをジャンジャン投資している。
世の中の動きに合わせ、そして合っているコンテンツがバンバン生まれています。
育休時『デジタルハリウッド』で学んで見て出版業界を俯瞰してみる
ここ数年のネットの流れはアナログだった出版社にウェブへの投資を加速させました。
リアルに紙媒体への広告・販売の売上がダウンしてきたから。
代わりにウェブサイト、インスタグラムなどのsns広告に移っていきました。
クライアントも紙媒体と合わせてウェブ媒体での打ち出しが急激に増えた。
おしゃれだけど売れないファッション誌作ってるだけじゃいられない。
このまま現状維持という考えだと潰れる。
新しい考えやスキルが必要だと。
44歳で3人目の娘を無事に出産後のわたしは、育休時に赤ちゃんの首が座ってすぐ動き出しました。
約1年ある育休中に、興味のあった「ウェブデザイン」「動画編集」を検索して『デジタルハリウッド』という社会人も通える専門スクールに7ヶ月の間、オンラインと週1の通いで学びました。
まだハイハイしだす前で寝ることしかできない時から行き出したので、受講するのが若干ですが楽だったのを覚えてます。ww
受講料、新たに購入したpc、アドビソフトなど含めて約60万。。
正直、かなり高い出費です。。
だけど、こうやってブログを始めることになり、ウェブとちゃんと向き合ういいきっかけになったのも事実。
学んでみて、あーこの動画中心のコースにしとけば良かった。。とか
ウェブの事をもっと調べてから始めれば良かった。。とか、色々たらればはありますが、とにかく学んでみて本当よかった!
わたしって割と発信したかったんだ。何か作りたかったんだ。
というのをまざまざと感じた7ヶ月間でした!s
【出版業界 オワコン?!】の思考がすでにオワコン
「デジタルハリウッド」で学び【斜陽産業な出版業界】を俯瞰して感じたのは、そこで思考をストップせずに、したたかにたくましく生きるには、その可能性を探すのがコツだなと。
『媒体力は思考力。そしてピンチはチャンス』
私の大好きなTV番組「ワイドショー」でゲスト出演者だった(私たち中年の代表!)中居君はコロナ騒動が始まった時に野球好きな彼らしく言ってました!
「コロナでオリンピックも延期。
プロ野球も延期。
春の甲子園は中止。
その時を過ごす球児たちは無念だし、プロ野球なんかは経済的にも大変!
だったら周りを支える大人たちが工夫して考えたら良いと思いません?」
「例えば、甲子園を夢みてた球児たちと春のオープン戦が中止になったプロ野球選手たち、それぞれの球団とスペシャル対戦みたいなこととかやって頂いたりとか?無観客で。12球団あるんだから各土地でやったら盛り上がるのでは?」
(まだこのことを言ってた時は新型コロナ感染に対して緊急事態宣言を出す前でした。。)
非常に良いアイデアだなぁと、おばさん視聴者のF3層の私は深く頷きながら観てました!
「工夫して考えたら?」
そんな小学生でもわかる考え方と言葉で視聴者に訴えかけているのが本当に興味深かった。。
斜陽産業だから、出版不況だからこそ、次の行動を起こせる。
俗にいう「ピンチはチャンス」というヤツかも知れないと。
出版業界だけじゃなく、野球界ももしかしたら相撲界とかも?新しい行動を起こすタイミングなのかも?!
まとめ【出版業界 オワコン】って本当に本当?!
雑誌編集20年のわたしは今まで
「snsで承認欲の強い人ってどんな人なの?」
「ネットで生きる人たちって・・・」
なんて、アナログコンテンツである雑誌作ったり見たりしながら
(知りもせずに)良く思ってなかった人たちのひとりでした。
今はそんな食わず嫌いだった世界に飛び込んで溺れながらも泳ぎ、
今までを反省するかのようにブログ始めて、pcパチパチ弾いてますww
「コロナ騒動があったね…」と振り返る時期が来る頃に、「デジタルハリウッド」でも、ほかのスクールでも、こうやって勉強するおばさんおじさん仲間が増えたら嬉しいです!
私自身そんな気持ちで、1歳を迎えた娘のオムツをかえながらブログ書いてます。
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