今年の夏はコロナ騒動でろくに映画も観に行けなかった…
っていう方、いらっしゃいますよね?
本来なら夏休み映画がじゃんじゃんPRされまくって、子どもたちとどれ観に行こうか?なんて話したりするものだけど。
今年はさすがに例年通りにはいかないですね😂
ならばおうちのネット環境で観たらいい(≧∇≦)b
大きなスクリーンはないけれど、TVの画面だって、PC画面だって、スマホやiPad画面だってどっぷりその世界に浸れちゃう。
文明って素晴らしい!
今回は、そんな文明に逆らうかのように😁
小学生だった頃ワクワクしながら観た昭和の名作たちを、昭和生まれで3人姉妹の母、えぬままワーカーが独断と偏見でピックアップしました。
夏休み終わった残暑でも、9月に入ったシルバーウィークでも、外出を控えながらも家族で楽しめる名画と過ごしたい。
いつの時代でも愛される普遍的にいい映画は子どもたちの心を成長させてくれて
大人のわたしたちにも新たな気づきを与えてくれる。
永遠に語り継ぎたいですね。
・昭和の名作
・映画として語り継がれている
・発見や気づきを感じる
【小学生の子どもと観たい昭和の名作映画】
タイトルの【小学生の子どもと観たい昭和の名作映画】って、子どもの文字を外せば、マツコ・デラックスの「マツコの知らない世界」とかで取り上げられそうですね。
昭和の名作ってホントに素敵。
今のようにネットで映画が観られなかった昭和って基本的に映画館。
ビデオレンタルもあったけど、本格的なレンタルショップって恐らく平成に入ってから。
今ではスマホ1つでかんたんに観たい映画が見られちゃう❢
進化したツールで、昔観たあの名画を小学生の子どもたちと一緒に共感するのってなかなか思い出深いですよ😆
【反戦映画】小学生の子どもと観たい昭和の名作映画【火垂るの墓】
一度観たら二度と観たくない意見もありの反戦映画
言わずと知れた語り継がれる名作アニメ映画「火垂るの墓」。
兄妹愛も学べるこちらは、わたしも涙なしでは見られない作品です。
小学生のときに観てしまい、実は二度と観たくない映画no.1なのです。
ジブリ映画って、人間の描写が絶妙で見入ってしまうので大好きなのですが、この映画だけは感情がおかしくなってしまうつらい物語。
親も家も何もかも戦争に奪われて小さな妹と少年の2人だけで生きていかなくてはならないストーリーに、目をそむけたくなる場面も多い。
戦争孤児となる清太と節子の2人は、おばさんのところにお世話になるが、そのおばさんがまさに意地悪おばさん。
自分たちの子どもにだけ食事を与えて、2人には与えずひどい扱いをするなど、もう考えられないほどつめたい。
おばさんのみならず、栄養失調で倒れる節子に対して放った医者のひと言は「滋養をつけることですな」。
「滋養なんてどこにあるんですか!」
兄の清太の怒りの声がえぐられるくらいに痛い。
大人の今になって観ると、本当はいい人というか、普通に助けてあげられるのに戦争がそうさせないような心の人間に仕立てあげていってるような。
結局、戦争って誰も得しないなと改めて考えてしまう。
それをこの2人から教わってる、そんな名画です。
絶望の中に描かれる兄妹愛は戦争と真逆すぎてやさしくて愛おしくてたまらない気持ちになる。
火垂るの墓は、原作の野坂昭如さんの戦争体験をベースにしてると言われてます。
わたし的には
昔TVで大島渚さんと殴り合ってた野坂昭如さんの作品と知ったときの衝撃も思い出します。
実直で嘘のつけない野坂さんらしいエピソードですよね。ホタルの墓にはそんな野坂さんの心の内が溢れ出てる内容です。
人間の狂気と優しさが錯乱してる反戦映画。
こんなにも戦争を身近でリアルなものとして表現できてるアニメ映画は他に観たことない。
●心に刺さる名シーン
節子(土で作ったおだんごを見せて)「お兄ちゃん、どうぞ」
清太「なんや、節子?」
節子「ご飯や。おから炊いたんもあげましょうね。どうぞ、おあがり」
この時点でもはや号泣。
節子とお兄ちゃんの清太の愛がただただドバドバ溢れ出て、観ている方の涙腺からも涙がドバドバ。
防空壕で切なく響く節子の声が痛すぎます。
ほんのちょっと前にトランプ大統領が言ってました。
「原爆は戦争を終わらせるために行わざるをえなかった。行ったから終戦ができた。価値がある行為だ」と。
わたしの大好きな芸人、松っちゃんはかなり前でしたが、ラジオ番組「放送室」でアメリカ人のこういう考え方に疑問を持ってる感じを出してました。
確かそのラジオであの松っちゃんが涙まで流してた気がする。
アメリカ人の中にも賛否は多々あると思います。
大統領はハッキリものを言わなきゃいけない立場だと言うのもわかります。
みんな仲良くする必要はないけど、冷たくしなきゃならない状況なんて作る必要ないじゃない。
あきらかに人間が一番愚かだなーって心から知れる名作です。
ひとりでも多くの国内外の人間が観れたらいいな。
【友情もの】小学生の子どもと観たい昭和の名作映画【E.T.】
【友情もの】小学生の子どもと観たい昭和の名作映画【E.T.】
宇宙人と地球人の友情と、どうにもならない現実を強く生きる傑作映画。
内容は、森の中で宇宙人のE.T.と出逢った人間エリオットの友情を育んでいくわかりやすいストーリー。
大人の今となってはベタな物語りですが、子供の頃の純粋すぎるほど純粋で無垢な心が蘇ってきます。
スティーブン・スピルバーグ監督のファンタジー要素もふんだんに盛り込まれた【E.T.】は、今観るとポスターの指と指をつけるあのシーンって作品中にはないんですよね?
わたしの小学生の時代にはあった気がしますが、E.T.の指の不思議な力で、エリオットの怪我した指を治すという。
なんらかの理由でそのシーンをカットしたんでしょうが、
観てない人にもパッケージのイメージを頭にうえつけられてるなんて凄すぎます。
物語りの主人公のエリオットは
上には兄、下に妹のいる3人兄妹の真ん中の次男坊。
エリオットは、両親の離婚で心もちょっと凹んでた。
そんなときに現れたE.T.と友情を育むことで少しづつ成長していく。
現実を受け入れて強くなる。
そんな裏メッセージもあったんだろうと感じます。
自身のご両親も離婚したスティーブンスピルバーグ監督の実はリアルに起こった出来事から抽出したお話なのだと。
あそこまで壮大なスケールで描ける名画の巨匠になるなんて、当時のご両親は夢にも思ってないですよね?
子育てって環境が大事とか言うけど
大人が作り上げるんじゃなく
子ども自身の潜在的に潜むパワーを気づくことなんだろうな。
できることならスティーブン・スピルバーグ監督のお母さまにお会いして、その気づきのテクニックを伝授させてもらいたい🤔
2017年に他界されたのでだれもそれはできないのですが。
子どもには友情の大切さを。
大人には子育ての気づきを。
壮大なスケールで教えていただけるのはスピルバーグ巨匠ならでは。
●心に刺さる名シーン
「I’ll be right here.」
宇宙からのお迎えが来たときにE.T. がエリオットの頭に指を当てて、はなった言葉。
E.T.は2人は離れてても、心はいつも一緒だよと伝えます。
やっぱり残るのは最後のシーン。
エリオットは、E.T.から「宇宙に一緒に行こう」と誘われても断って現実をたくましく生きる決心をしたから。
少年のエリオットにとってはものすごい大きな決断だったはず。
E.T.がエリオットたちの家族に与えだ影響はホントに大きかった。
それをこの言葉が物語ってます。
小学生の子どもと観たい昭和の名作映画【バック・トゥ・ザ・フューチャー】
こちらもスティーブン・スピルバーグが制作を総指揮した名作中の名作。
【SF・アドベンチャー】映画として最高に楽しめる1本として、ロバート・ゼメキス監督が手がけ大ヒットを記録した。
高校生のマーティ・マクフライが、ご近所さんの科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク)が開発するタイムマシン、愛車デロリアンで30年前にタイムスリップするお話。
30年前のドクに未来に戻してもらうよう説得して助けてもらうが、そこで若いときの両親に会い、未来の2人の仲を邪魔してしまう。
というか、母に好かれちゃった!
自分が生まれなくならないよう奮闘していくさまは、わたしもドキドキしながら観てました。
【バック・トゥ・ザ・フューチャー】の見どころはその想像力。
わたしもデロリアンにのって過去や未来の世界に行けたなら?
なんて想像して楽しんだものです。
今だって本当にデロリアンがあったらコロナだって防げたかも知れないし、億万長者にだってなれるかも?
なんて40オーバーのおばさんが年甲斐もなく考えるとそれだけで上がる❢
●心に刺さる名シーン
"If you put your mind to it,
you could accomplish anythining."
「自分が心に決めてやることならどんなことだってできる!」
(なせば成る)
ドクが作品中に言うセリフで、勇気が湧いてくる言葉。
わりと回数も言っていて覚えてるんですよね。
実はわたしが今の会社に入るのに書いた履歴書の当時あった備考欄に「成せば成るが私のモットーです」とひと言加えたのがきっかけで入社した経験があって。
なかなか縁のあるワードなんですよね。
映画でもこの災難をなんとか切り抜けようとするマーティに激励している。
人生はサバイバル。
でもだからこそ、未来を想像してやさしくつよくたくましく生きれる!
子どもはもちろん、おばさんワーママでも成せば成る!
小学生の子どもと観たい、おすすめしたい昭和の名作映画【番外編】
昭和の映画はまだまだたくさんの名作たちが存在してます。
本当に迷ったんですが、迷ってしまったからむしろ紹介させて頂こうと番外編を設けました😊
映画ってホントに好みですよね!
お笑い芸人まで生み出す昭和の名作「ライオンキング」
ライオンキングはもともと舞台から始まった作品だったので今回はこちら番外編に入れさせて頂きました。
芸人の大西ライオンがただただ「心配ないさ〜〜」って叫ぶだけで芸になるのは、インパクト十分な内容で唯一無二な動物の成り上がり映画だから。
主人公のライオン、シンバは生きていた土地を追放されて新たな土地へ行かなくてはならなくても、人間力ならぬライオン力をフルに発揮。
そして仲間たちの信頼を得ながら成り上がる。
見事に百獣の王として君臨していくさまは素直に気持ちがいい。
お笑い芸人まで生み出す昭和の名作「スタンド・バイ・ミー」
これはですね、ちょっと小学生でも5、6年生向きというか、もしかしたら中学生とかでもいいかも知れないと番外編にさせて頂きました。
だって、物語りの始まりが「友だちと4人で死体を見に行く」ですし😂
これぞ青春時代を葛藤して生きる少年のロードムービー。
なんだけど、ただただ青春の1ページを切り取っただけじゃない。
少年4人がその時にうける理不尽。
大人たちへの葛藤。
幼かった自分と重ね合わせて観るとちょっぴり切なくて、それでいて楽しい。
心も身体も子どもだったときにしか味わえない貴重な体験を映画を通して再確認させてくれます。
子どもと一緒に観たらきっと大人も気づきを得られる、そんな作品です。
あと、観たあとって絶対口ずさみたくなりますよね?
『ウェンザナイッ! ハズカム!』ってね!
(When the night has come!)
お笑い芸人まで生み出す昭和の名作「サウンド・オブ・ミュージック」
こちらは海外の反戦映画です。
今回は国内の反戦映画として、上記で「火垂るの墓」を取り上げさせていただいたので、こちらは番外編にしました。
もう本当に素晴らしい名画です。
この映画で流れるあのドレミの歌を世の中に広めた立役者てきな存在。
歌で子どもたちと打ち解け、ご主人さまとも理解し合える。
戦争のある世の中でも少しでも楽しくつよく生きようと思える生きることへの執着心をもてるそんな映画です。
スイスの高原での歌を歌う名シーンは、ぜひ子どもたちと観て一緒に歌っちゃったりしたい。
【まとめ・まだある】小学生の子どもと観たい昭和の名作映画
もう令和2年だっていうのに、昭和の名作はまだまだたくさんあります!
天空の城ラピュタ
スタジオジブリ初制作の作品です。
一生に一度は観ておきたい邦画の名作ですね!
子猫物語
子猫物語、ご存知ですか?
ムツゴロウさんの愛称で親しまれていた畑正憲さん初監督の作品です。
この作品で一躍時の人になり、そのあとの活躍はみなさんが知る通りですよね!
わたしはこの作品で動物への愛を知りました。
僕らの7日間戦争
宮沢りえも可愛かったけど、やっぱりそのお相手的な役の菊池健一郎くんが当時はかっこいいなーって思って観てた。
子どもたちはどんな風にこの映画を観るのかな?
グーニーズ
タイトル通りグーニーズ=まぬけな集団の冒険の旅。
子どもだまし的な旅じゃなく、大人もハラハラさせてくれるアドベンチャー映画は一見の価値あり!
などなど。
今回は、上記の映画たちを紹介させていただきましたが、また別の切り口で昭和な名画を紹介するのもありですね!
今の時代を生きながら普遍的に愛される作品に触れるって心の成長につながる大事なきっかけづくり。
もちろん平成のものも良いものたっくさんです。
子どもにとっても良いものは、その親にとっても良質なもの。
映画を観て感動するって勉強と同じくらい大切な学びですね!
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