若い時は何着ても許されてたけど、ある程度歳を重ねると何を着ればいいかわからない。
服はあるのに、服同士が合わない。合わせられない。
セールに行っては無駄な服ばかりかってタンスの肥やしになってた。
35歳を超えて、少しは良いものを身に着けたい。
ってゆうか良いものってどんな服なの?!
情報があふれる今、そんな30代40代の女性、多いのでは?
現在45歳の私も過去、リアルにそうでした。。
20代後半からレディースファッション誌に携わるようになり、少しづつ身についた知識でそれも徐々に解消され、無駄金を使うことがほぼなくなりました。
携わった現在も発行されている月刊レディース雑誌は、立ち上げてから3年くらい赤字を垂れ流し続けます。(;_;)
作りを新たに見直した結果、徐々に売れ始め、3万部でも素晴らしいと言われた当時青系レディースファッション誌では珍しく12万部以上の売り上げ数を残したのが12年前くらい。
現在はファッション誌で培った経験を活かし、女性のウェブメディアの運営を担当。
※青文字系ファッション誌・・・男性ウケするファッションでなく、女性のための女性ファッション誌。それぞれの雑誌独特のちょっと個性的でかっこいいエッセンスが盛り込まれた雑誌。表紙のロゴが青系だからとかではありません。「青文字系」は、最近は雑誌自体があまり元気がないので、言われることなくなってきましたね。。10年以上前は雑誌の括りとしてわかりやすくジャンル分けされてました。
美大にいくでも、ファッション系専門学校にいくでもなく、偶然ファッション誌を立ち上げる事になり、お洒落に対して人より熱量が少なかった私だからこそ、フカンして見え、否応無しに身につけられてしまった知識を元に、無駄な服選びをやめるポイントをご紹介します。
無駄な服選びをやめるポイント3
👇ポイントはこちらです。
読むだけでもこれからの服選びに影響を与えます!
point①ベーシックなコスパ服を愛す
ベーシックなデザイン服を選ぶには、服を買うとき「5年後も自分が着てるのを想像出来る?」かがポイントです。
10代20代の学生の方など、若かったらチャレンジして、どんどん流行りのものに手をつけて経験を増やしていくのもありだと思います。
でも30代後半〜40代になるとそうはいかないです。
私のように子どももいて働いてる方にとっては、保育園のお迎えや仕事をしてたら勤め先だったりとそれなりに気を使わないとですよね。
実際に店頭でお金を払うとき、ネットでポチるとき、「本当に? 5年後もちゃんと愛用してる?」かを自問してみてください。
流行りすたりがない普遍的なデザインの服はトレンドに左右されず、いくつになっても着続けられます。
それだけでお財布も心もコーディネートも大分変わってきます。
また、買うときに注意したいのは「ベーシックカラーを選ぶ」こと。
白、黒、グレー、ネイビー、ベージュなど。
ベーシックカラーの服は、赤や黄色、オレンジ、グリーンなどの「差し色アイテム」もよく映えますね。
ちなみに地球の大地や空・植物などをイメージした茶色や緑色系の自然の色をイメージさせるくすんだ色味の「アースカラー」は、「ベーシックカラー」とは異なりナチュラル感が強めに出ます。
ナチュラルスタイルも素敵ですが、ちょっと間違うと野暮ったくなる可能性が。。
基本的に純粋な「ベーシックカラー」のものを中心に購入した方がベターです。
point②上質な素材感を大切にするブランド服を知る
何年経っても色褪せ無い良質ブランドが展開する着心地が良いベーシックでシンプルな優秀服は、お値段もちゃんとしますが、当たり前のようにその分品質も高くおすすめです。
まさに長く着続けられる実はコスパ最強のアイテムなんです。
洗練されたデザインで上品な印象に見え、モード過ぎずカジュアル過ぎず、バランスの良いさり気ないお洒落が楽しめる大人の女性にとって嬉しい逸品ですね。
どカジュアルでも通用できた若い頃の自分には戻れません。
とわいえものすごいハイブランドを着たい(着れる)訳ではない。。
そんなレディのための普遍的で上質な服なら今も5年後も真新しい気持ちで着続けられる。
上質だからずっと着られる=結果的にコスパの良い商品を選んでいることになります。
このあたりのブランドを選べば間違いないかと。オススメのアイテムと合わせてどうぞ。
上質ブランド服①YAECA ヤエカ
(ヤエカ) YAECA 68601 CHINO CLOTH PANTS STRAIGHT クロップドパンツ
実用性と機能美をとことんまで追求させた”必然的にシンプル”なデザインが特徴的。美しいシンプル服は毎日の暮らしに寄り添ってくれてるようです。
上質ブランド服①AURELEE オーラリー
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身体にすっと馴染んでくれる素材の良さがたまらないオーラリーは、気取らずに着れてオーセンティックで洗練された印象。
出典:fudge.jpより
スカイツリーで働くスタッフの制服を担当するほどの実力と人気を誇るこちらのブランドのクオリティーはお墨付き。
レディースアートネイチャーのCMで清水ミチコさんと矢野顕子さんの電車に乗るシーンでの清水さんのミナの服も可愛い。
DRESSTERIOR ドレステリア
ドレステリア パーカー
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セレクトショップドレステリアのオリジナルブランド。服が身体に馴染むようにフィットしてくれるドレステリアの上質なベーシックアイテムは大人の女性にぴったり。
「Scye」は、テーラー用語で袖ぐり、鎌の意。英国クラシックをベースにして今の空気感を取り入れ作られるリアルクローズを展開。
「Scye Basic」は素材、カッティング、内部構造にまで配慮したサイ独自のベーシックアイテムを展開するライン。
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イギリス発の超老舗ニットブランド、ジョン・スメドレー。職人による手作業による技術を今もなお受け継ぎながら良質ニットを生み出している。一度着たら病み付きになりそうな着心地のニットウエアは幅広い年齢層にマッチしてくれる。
MARGARET HOWELL マーガレット・ハウエル
マーガレット・ハウエル バッグ
マーガレット・ハウエルといえば、「シャツ」のイメージありますが、バッグも本当に素敵です。ファッションだけでなく、テーブルウエアから証明、ステーショナリーまで展開。生活周りのものをマーガレット・ハウエル一式で揃えたらきっと素敵でしょうね!

ちなみにセレクトショップ発オリジナルブランドのカジュアルアイテムは狙い目
国内外から商品をセレクトする目のこえたセレクトショップの制作スタッフが生み出すオリジナルブランドの洗練されたアイテムはデザインも素材感もグッド!
そして自社のオリジナルは制作コストも抑えられてて安い。
アパレルから日用品まで、シンプルでベーシックな生活に寄り添ってくれるようなものを取り揃えているセレクトショップ。店舗には、上記ブランドもいくつかセレクトされているので、ビショップ独特の上質ブランドのセレクトをみるのも楽しい。
パーカー

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他にもおなじみの定番セレクトショップ、BEAMSやアローズ、ジャーナルスタンダード、アーバンリサーチなどもおすすめです。
point③トレンドアイテムとインナー、アンダーウェアはプチプラがベター
ユニクラー、ザラジョ、ムジラー。みんな大好き! プチプラブランド。
罪悪感無しで購入できちゃうありがたいブランドだから、全身コーデでドーンと揃えるのも素敵ですが、ここはトレンドアイテムとインナー&アンダーウェアに絞って無駄遣いを控えたい。
安くてかわいいからと財布の紐が緩みがちなのがプチプラブランドのデメリットとも言えます。
プチプラショップに入るときほど、自分の緩さとの戦いです!
毎回とは言いませんが、店内に入ったらなるべく気を張って。
その時のトレンドアイテム、インナーが並ぶコーナーへ一直線がベター。
最近はプチプラファッションもテロッテロな素材のものも少なく、その企業努力に感謝です!
UNIQLOに比べて若干お高め。例えばシャツワンピでものによりますがだいたい1000円位の差でしょうか。
あまりのそのクオリティーは、スタイリストやモデルからもファンが多い。
ワンシーズンで終了するのは勿体ないくらい品質抜群です。
UNIQLOユー 白シャツワンピ

定番のワントーンコーデが流行るときに購入。
真っ白なシャツワンピなんて汚れてしまったら。。と思うとやっぱりプチプラを選んでしまいます。
躊躇なく買えるって素晴らしいし、「みんなの味方」です!
服選びで自分を知る
服選びは、普段から普遍的でシンプルな服を愛用し続けるのがポイント。
べースとなる服がトレンドに左右されないので、差し色として真っ赤なカーディガンを取り入れたいなとか、セールでどうしてもこのブランドの発色の美しいイエローのストールが欲しくなった!とか、そんな緊急自体にも対応できちゃいます。
購入する時には「エイッ!」という気持ちでレジの前に立つもしくはポチッとすると思うんですが、「5年間着るか?」を基準に考えると、¥28,000のニットなんて、どれだけコスパがいいんだ!ということになる。
年間で計算すると¥5,600。月だと¥467。
そのニットを大切に大切に、他の服と合わせて着ていく。
そして、歳を重ねる毎に良質なもの選びが上手になっていく。
上質な服選びは、自分のクローゼットにある手持ちの服たちをハイカジュアルファッションに昇華していきます。
女性って不思議なもので、身に着けるもので気持ちが上がったりしませんか?
毎日の身だしなみにもトータルで気をつけたくなる。
・お肌のチェック
・爪
and more…
伸びっぱなしやお肌ボロボロ、爪ガサガサだとさすがにしんどい。。
ネイルを毎日するとかでなく単純に、きれいにカットされているだけで十分。
お肌と同じで、ヘアも爪もオイルケアで潤いが出てきますよね。
お肌とか爪とか、市販のワセリンとかでもパサパサ感なくなります。
当たり前のことかもだけど、ちょっとだけ身体のこと考えるようになります。
それって実はお仕事してたり育児してたりする30代〜40代のめちゃ重要です。
「あ、ここちょっとイボっぽくなってるかも。。」とか「シミ?!」とか、「食べ物気をつけよう」とか。
上質服を通して深くまで観察できるのが1番のメリットです!
あ、あと、5年先を見越したベーシックな服選びだから、出かける時の「着ていく服が無いー」も常に回避できちゃいます。
良質な服選びでお金と時間の無駄使いを減らす
「高くていいもの!安くてもいいもの!」を基準に選ぶファッション。
大切なことは、断捨離的な思考での服選びが自分の大切なお金と時間の無駄使いを減らすのかなと思ってます。
そうすると必然的に人生の無駄も少なくなる。
上質ブランドとプチプラブランドをうまく取り入れた「ワクワクと希望のファッション選び」で、明らかに洗練度合いも上っていきます。
大切な服をずっと着ようと愛着も湧いて着ます。
クローゼットの中が徐々に変わっていくと、思考や行動も変わっていきます。
ちょっとだけロジカルな感じに考えれるように。
その分本を読んだり、美味しい物を食べに行ったり。子どもと遊んだり。
「時間もお金も自分にも」価値のある服選び、今日からでもぜひどうぞ!